この疑問に回答します。
1Password は2段階認証（正確には2要素認証）の機能があります。仕組みを理解していないと設定が難しいので利用する手順をまとめました。
1Password 2段階認証（2要素認証）の使い方
2段階認証と2要素認証の違い
日本では混同して利用されているので簡単に説明します。
認証要素（知識、所有、生体）を2つ利用する方式
- 「キャッシュカード」と「暗証番号」
- 「IDとパスワード」と「ワンタイムパスワード」
認証プロセスを2段階に分けて行う方式
- SMS認証（パスワード + 認証コード）
2段階認証の多くは2要素認証の方式を取り入れているのが、混同の原因だと思います。
SMS認証はSMSなので所有要素を含んでいますが、認証で利用しているのは送られてきた数字4〜６桁程度の認証コード（知識要素）なので知識要素が2つの2段階認証です。
認証には3つの要素（知識要素、所有要素、生体要素）で考えます。
知識要素
知識要素とはユーザーしか知らない情報を用いて認証する仕組みのことです。
- パスワード
- PINコード
- 秘密の質問
知識要素は、メモ書きなどから簡単に漏えいする危険性があります。
所有要素
所有要素とはユーザーが所有している「モノ」を用いて認証する仕組みのことです。
- スマホ
- 鍵、印鑑
- 免許証、社員証、ICカード
所有要素は、盗難などで漏えいする危険性があります。
生体要素
生体要素とは、ユーザー固有の身体的な特徴を用いて認証する仕組みのことです。
- 指紋
- 静脈
- 顔
生体要素は、安全性も高いとされています。
2要素認証とは
2要素認証とは要素（知識、所有、生体）を2つ利用する方式
- 知識 ＋ 所有
- 所有 ＋ 生体
- 知識 ＋ 生体
2段階認証は、要素ではなく認証方法を2つ利用する方式
- パスワード ＋ PINコード
- 顔 ＋ 指紋
2要素認証の有効化（認証アプリのインストール）
1Passwordで2ファクタ認証を利用するには、所有しているモバイルデバイスに認証アプリ（Microsoft Authenticator か Google Authenticator）をインストールする必要があります。
インストールする認証アプリ Microsoft Authenticator と Google Authenticator はどちらを選んでもかまいません。機能は同じなので好みで選択してください。
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1Password 2要素認証を有効化する手順
手順1：1Passwordの公式サイトでの設定
1Passwordと認証アプリ（Microsoft Authenticator）を連携させます。
1Passwordの公式サイト公式サイトにアクセスしログインします。
画面右上の「マイプロファイル」へ進みます。
マイプロファイルの画面左側に「その他のアクション」をクリックし「2要素認証の管理」に進みます。
2要素認証から「アプリの設定」へ進みます。
アプリの設定に進むとQRコードが表示されますので、モバイルデバイスにインストールした認証アプリに読み込ませます。
手順2：モバイル認証アプリ（Microsoft Authenticator）の設定
公式サイト公式サイトに表示されてQRコードを読み取るためモバイルの認証アプリ（Microsoft Authenticator）を起動します。
1Passwordの認証を新規登録します。画面右上の「＋」へ進みます。
新規の登録画面から「その他（Google、Facebookなど）」へ進みます。
モバイルデバイスのカメラが自動的に起動するので、1Passwordの公式サイト公式サイトで表示されたQRコードを読み取ります。
上手く認識されると認証に利用するワンタイムパスワードが発行されます。
ワンタイムパスワードは、一定期間（30秒）しか利用できないパスワードです。もしパスワードが漏えいしたとしても、有効期限切れで不正利用しにくい仕組みになっています。
手順3：1Passwordと認証アプリの連携
モバイルの認証アプリ（Microsoft Authenticator）に1Passwordで利用するワンタイムパスワードが登録されました。あとは、公式サイト公式サイトと認証アプリで認証コードのやり取りを実施して連携させます。
公式サイト公式サイトに表示されているQRコードのページから「次へ」へ進みます。
アプリに表示される認証コードを入力し進みます。
1Passwordと認証アプリで連携が実施されます。
2要素認証がオンになっていることを確認することができます。もし、2要素認証をオフにする場合は「2要素認証をオフにする」から進んでください。
