この疑問に回答します。
私はパスワード管理アプリ「1Password」を最安でソースネクストから購入しました。有料アプリなので設定方法がわからず使いこなせないと不安になると思いますので手順をおって説明します。
便利すぎて、このソフトが無くなったら発狂してしまうくらい神アプリだと思って使っています。
1Password インストール後の初期設定を解説
特に難しいことは無いです。感覚で操作することができるので細かな微調整を行って使い勝手をあげる初期設定をおこなうことになります。
パソコン(Windows / Mac)へインストール
PCで1Passwordを利用する場合は「デスクトップアプリ(本体)」と各ブラウザに「1Passwordプラグイン」をインストールして利用します。
- 1Passwod デスクトップアプリ (本体)
- 1Passwod プラグイン(ブラウザ毎)
ちなみに、デスクトップアプリだけで利用することは可能です。ただ、各サイトにワンクリックでログインできなかったり、新しいログイン情報を自動的に登録できなかったりするのでプラグインをインストールすることをおススメします。
デスクトップアプリ(本体)
悩む必要はありません。
公式サイトからアプリをダウンロードしてアプリをインストールします。自動でWindows・Macのインストーラーが選択されます。
プラグイン(ブラウザ毎)
各ブラウザ毎のプラグインをダウンロードしてください。開発会社は「ブラウザ版1Passowrd」と呼んでいます。
ブラウザにプラグインをインストールすると、1Passwordのアイコンが表示され便利に利用することができます。

ブラウザ版1Passwordは2種類が提供されています。サブスクリプション版を購入した場合はどちらでも利用可能です。買い切り(スタンドアロン)版を購入した場合は「クラシック拡張機能」を選択してください。
Chromeの拡張機能(プラグイン)についてまとめた記事があるので参考にしてください。
モバイル端末にインストール
悩む必要はありません。ストアからインストールします。
1Passwordアプリへサインイン
各端末で1Passwordアプリを起動すると認証画面が表示されます。ID・パスワード、シークレットキーを入力してログインしてください。
- アカウント(Email)
- シークレットキー(Secret Key)
- マスターパスワード(Master Password)
一度ログインするとID・パスワードの入力はありません。「マスターパスワード」か「生体認証」でサインインすることが出来ます。
ソースネクストから購入した1Passwordのライセンスを有効化する手順を説明した記事がありますので参考にしてください。
1Passwordの初期設定
PCアプリ(本体)日本語化
1Password8 の場合
1Password8 はOSの環境に従って言語設定が実施されます。つまり、最初から日本語です。日本語で表示されるのは重要ですよね。

1Password8 が公開された当初は日本語表示ができなかったので非常に残念な気持ちになってしまいました。
お金を払って英語しかないとガッカリ感が半端ない。
今は日本語で表示されるので悩む必要なし。
1Password7 の場合
パソコンにインストールしたデスクトップアプリのデフォルトは英語表記です。設定から日本語に変更しましょう。言語設定が備わっているので悩む必要もなく簡単に日本語化することが可能です。
「1Passowrd」-「Language」-「日本語」

Apple iOS パスワード自動入力の有効化
iPhoneの場合は、パソコンと違ってアプリ1つだけで利用することができます。AppStoreから「1Password」アプリをダウンロードしてください。
Apple製品は「 iCloud キーチェーン」という1Passwordと同様機能があります。 iCloud キーチェーンも便利なのですがApple製品でしか利用できません。WindowsやAndroidを利用している場合は使えません。
iOSはパスワードの自動入力が 「iCloud キーチェーン」 のみ有効になっています。アプリをインストールしたら自動入力に1Passowrdを追加する必要があります。
- ホーム画面で「設定」をタップします。
- 「パスワード」-「パスワードを自動入力」をタップします。
- 「パスワードを自動入力」をONにします。
- 1Passwordにチェックをいれます。
「設定」-「パスワードとアカウント」-「パスワードを自動入力」

これで、パスワード入力を求められると、候補が表示されるようになります。
これで作業は完了です。
Apple iOS 指紋認証(Touch ID)と連携する
Touch IDによる指紋認証機能があるiOS端末(iPhone7, iPhone8, iPhone SE2)などの場合は、1Password と Touch ID を連携すると使い勝手が向上します。
詳細を説明した記事がありますので参考にしてください。
1Passwordの詳細設定
1Passwordは初期設定で十分に利用することが可能です。詳細設定を行うともっと 便利になるものがあるので紹介します。
ロック解除に生体認証(Windows HelloとTouch ID)を使う
1Password はロック解除に生体認証(Windows HelloとTouch ID)が利用できます。生体認証を利用するとマスターパスワードの入力すら必要なくなります。
もし、マスターパスワードを忘れてしまっても生体認証が設定していればロックを解除することができます。ロック解除後にマスターパスワードを変更しピンチを脱してください。
生体認証の有効化を使わない理由はありません。
Windows Hello
Windows Helloは設定変更が必要です。
Windows Helloとは、PINコード、指紋認証または顔認証を使って、パスワードを入力せずにWindowsにサインインできる認証機能です。
Mac Touch ID
MacのTouch IDは設定変更をせずに直ぐに利用できます。
Watchtower(侵害されたWebサイトと脆弱なパスワードを見つける)
1Password は登録している情報にセキュリティ上の問題がないかチェックしてくれる機能(Watchtower)があります。
- 侵害されたWebサイトと脆弱なパスワードを見つける
- 再利用された脆弱なパスワードを特定する
- セキュリティで保護されていないWebサイトを探す
- 二要素認証をサポートするログインを特定する
- 期限切れのアイテムを確認する
漏えい事故は本人が気が付かないうちに発生します。定期的にチェックしてくれる機能は重宝しますので有効化をしましょう。
「設定」-「監視塔」

Watchtowerはローカルで動く機能です。各端末ごとにON/OFF設定が可能です。しかし、複数端末を利用している場合は、メインで利用する1台のみ機能を有効にしておけば大丈夫です。
自動ロックの無効化
セキュリティ商品なので初期設定は強めです。デスクトップアプリ、ブラウザ版1Passwordとも一定時間が経過すると自動ロックが掛かります。
いざ、ログインしようとすると「マスターパスワード」か「生体認証」が必要になります。ちょっとウザいです。私は自動ロックを無効化しています。


まとめ
1Passwordはインストールが完了したらすぐに利用することができます。設定変更しなくても不満なく使えます。生体認証・脆弱性チェック・自動ロックなど細かな設定を行うことで、さらにストレスフリーで快適になります。