【まとめ】VMware 仮想ディスクの拡張、縮小、圧縮が分かりずらい

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VMware仮想ディスクの拡張、縮小、圧縮が分かりずらいので、まとめました。

VMwareで作成した仮想ディスクは拡張、縮小、圧縮が出来ます。

ディスクサイズを「大きくすること」は拡張であって認識違いを起こす事はありません。

しかし「小さくすること」は、2つの意味を持ちます

理解が難しく、私は認識違いを起こしました。同じ事を経験しないように、まとめてみました。

 

私は 公式サイト の日本語訳(縮小、圧縮)が難しくしている原因だと思います。

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  • VMwareの仮想ディスクを拡張・拡大する
  • VMwareの仮想ディスクの縮小、圧縮

VMwareの仮想ディスクを拡張・拡大する

ディスクサイズを「大きくすること」です。

10GBの仮想ディスクを、20GBの仮想ディスクに変更する

コマンドから実行することが可能ですが、GUIの管理画面からポチポチと操作することで仮想ディスクを容易に大きくすることができると思います。

ただし、仮想ディスク内にあるパーティションのサイズは変更されません。拡張した容量は仮想ディスクに未割り当ての領域として追加されます。

仮想ディスクに未割り当ての領域として追加
仮想ディスクに未割り当ての領域として追加

仮想ディスクを拡張したらOSから利用出来るように、ボリュームを作成する必要があります。

Windowsの場合は、「ディスク管理」からボタンのポチポチして対応が可能です。

Linuxの場合は、LVMを利用し拡張する必要があります。

VMwareの仮想ディスクの縮小、圧縮

ディスクサイズを「小さくすること」の意味は2つあります。何を小さくするかを理解しないと勘違いします。

  1. 仮想ディスクを縮小しデータストア領域の消費量を減らす
  2. 仮想ディスクのサイズを減らす

仮想ディスクを縮小しデータストア領域の消費量を減らす

公式サイトの英語は「Thinning」。日本語では「縮小」と説明しています。

データストアに保存された仮想ディスク(.vmdk)を小さくすることを意味しています。シンプロビジョニングされディスクは一度大きくなると、小さくなることはありません。

ゲストOSで不要なファイルを削除しても仮想ディスク(.vmdk)は大きいままです。そのため、データストア領域の圧迫を防ぐために、仮想ディスク(.vmdk)を縮小させるための機能です。

データストア領域の消費量を減らすにはコマンドから対応を行います。

仮想ディスクのサイズを減らす

公式サイトの英語は「Shrinking」。日本語では「圧縮」と説明しています。

仮想ディスクのサイズを小さくすることを意味しています。

20GBの仮想ディスクを、10GBの仮想ディスクに変更する
私は、こちらの「小さくする」を始めに想像し、日本語訳が「圧縮」とされているので混乱を招きました。

ゲストOSがWindowsの場合

仮想ディスクのサイズを小さくするには「VMware Converter」を利用します。ゲストOSを直接編集するのではなく、新しいゲストOSを作成して(V2V)仮想ディスクを小さくします。「コロンブスの卵」な考えです。

ゲストOSがLinuxの場合

VMware Converter」による仮想ディスクのサイズを小さくすることをサポートしていません。ゲストOSを直接編集して対応するしかありません。Linuxのファイルシステム(ext4,xfs)とLVM(logical volume manager)を操作する必要があります。面倒くさいので私は諦めました。

まとめ

仮想ディスクの拡張はGUIの管理画面から簡単に設定ができます。悩むことはありません。

仮想ディスクの「小さくする」には、2つの意味があります。勘違いする可能性が高いので気をつけてください。

「小さくする」場合はコマンドやツールを使って、仮想ディスクを小さくします。

 

以上、「VMware 仮想ディスクの拡張、縮小、圧縮が分かりずらい」という記事でした。