CentOS6のroot(管理者)のパスワードが判らない。もう、あきらめるしか方法がないのか
この疑問に回答します。
Linuxには、必要最低限のサービスだけで起動できるモードがあります。シェルだけが起動されネットワーク設定がされていません。しかし、管理者としてログインができます。管理者としてログインさえできれば、「何とかなる!」最後の命綱です。
CentOS6 シングルユーザモードの起動手順
起動でGRUB画面を表示
OSの電源を入れたら、カウントが0になる前に任意のキーを押します。
GRUB起動画面で編集
カーネル選択画面で「e」を押して選択ください。
「kernel~」と記載された行で「e」を押し「編集モード」に入ります。
設定ファイルを書き換えます。
末尾に「single」を書き加えます。書込みが終わったら「Enter」キーを押して終了させます。
「b」を押しシングルユーザーモードにてOSを起動させます。
設定が間違っていなければ、シングルモードで立ち上がります。
rootパスワード変更
シェルが起動してきたら、rootユーザのパスワードを変更します。
# password root Changing password for user root. New Password: Retype new password: passwd: all authentication tokens updated successfully.
通常モードで起動
パスワード変更が完了したら再起動して通常モードに戻ります。
# reboot
CentOS8・CentOS7のシングルユーザモード場合
CentOS8 の場合
CentOS8の場合は、CentOS6と手順が異なります。
CentOS7 の場合
CentOS7の場合は、CentOS6と手順が異なります。
まとめ
Linuxは起動時にオプションを与えると、シングルユーザーモードで起動します。パスワード認証無しで管理者としてアクセスが出来ます。あとはパスワード変更コマンドを実行し、通常モードに移行するだけです。
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以上、「CentOS6 シングルユーザモードでrootのパスワードを変更する」という記事でした。