CentOS8,CentOS7をシングルユーザモードで起動する3つの方法

CentOS
CentOS7,8をシングルユーザモードで起動する方法が知りたい

この疑問に回答します。

Linuxはトラブルが発生した際にシングルユーザモードを利用し障害に対応します。シングルユーザモードで起動出来ることは、とても重要です。

シングルユーザモード(single user mode)とは

シングルユーザモードとは、UNIX系OSの動作モードの一つです。コンソールから管理者ユーザが直接ログインしOSを操作する動作モードのことです。

ネットワークを通じてリモート操作することはできません。必ずコンピュータを直接操作する必要があります。BIOS画面にアクセスするのと同様な操作環境になります。

シングルユーザモードは、メンテナンスや管理上重要な操作などを行う際に利用される特殊なモードです。トラブル時は最終手段として利用されることが多いです。

方法1.カーネルに「rd.break」パラメーターを与える方法

GRUB起動画面で編集

カーネル選択画面で「e」を押して「編集モード」に入ります。

起動直後の画面
起動直後の画面

設定ファイルを書き換えます。

行の先頭に「linux」と記述されたところを探し、行の末尾に「rd.braek」パラメーターを追加します。

編集後のパラメーター

改行されているので判り難いですが、1行で記述しています。

編集が完了したら「Ctrl」 + 「x」を押すとシングルユーザモードで起動します。

ファイルシステムに書込み権限を付ける

rd.braek」パラメーターを付加して、シングルユーザモードを起動すると、ファイルシステムが「読み取り専用(RO)」でマウントされています。

ファイルシステムに書込み権限を与えます。

書込み権限(RW)に変更するために「sysroot」のファイルシステムを再マウントします。再マウントしたのち、chrootしてて情報を反映させます。

# mount -o remount,rw /sysroot
# chroot /sysroot

これで、シングルユーザーモードが完全に使用できるようになります。

シングルユーザーモードで問題を修正してください。

方法2.カーネルに「init=/bin/sh」パラメーターを与える方法

GRUB起動画面で編集

カーネル選択画面で「e」を押して「編集モード」に入ります。

起動直後の画面
起動直後の画面

設定ファイルを書き換えます。

行の先頭に「linux」と記述されたところを探し、行の末尾に「init=/bin/sh」パラメーターを追加します。

編集後のパラメーター

改行されているので判り難いですが、1行で記述しています。

入力は英語101キーボードになるので 「=」 は「^」 ボタンを押すと入力することができます。

編集が完了したら「Ctrl」 + 「x」で起動させます。

ファイルシステムに書込み権限を付ける

init=/bin/sh」パラメーターを付加して、シングルユーザモードを起動すると、ファイルシステムが「読み取り専用(RO)」でマウントされています。

ファイルシステムに書込み権限を与えます。

書込み権限(RW)に変更するために「/」を再マウントします。

# mount -o remount,rw /

これで、シングルユーザーモードが完全に使用できるようになります。

シングルユーザーモードで問題を修正してください。

方法3.(お薦め)「ro」を「rw」に書き換え、さらに「init=/bin/sh」を与える方法

GRUB起動画面で編集

カーネル選択画面で「e」を押して「編集モード」に入ります。

起動直後の画面
起動直後の画面

設定ファイルを書き換えます。

行の先頭に「linux」と記述されたところを探し、「ro」を「rw init=/bin/sh」パラメーターに書き換えます。

編集後のパラメーター
編集後のパラメーター

改行されているので判り難いですが、1行で記述しています。

入力は英語101キーボードになるので 「=」 は「^」 ボタンを押すと入力することができます。

編集が完了したら「Ctrl」 + 「x」で起動させます。

設定が間違っていなければ、シングルモードで立ち上がります。

この方法だと、起動時にファイルシステムに書込み権限が付与されています。

シングルユーザーモードで問題を修正してください。

管理者(root)のパスワードを忘れてしまった時の対応方法を記述した記事があります。

 

 

以上、「CentOS8,CentOS7をシングルユーザモードで起動する3つの方法」という記事でした。