1Passwordがダメな理由を考えたけど、決定的なダメ理由が無いことにたどり着いた経緯をまとめた記事です。
- 1Password購入に躊躇している
- ダメな理由を知りたい
- デメリットを教えてほしい
1Password購入に躊躇している方には、デメリットを知りたいという方も多いでしょう。
私もその1人で、無料の代替アプリを色々と比較しましたが、乗り換える理由は見つかりませんでした。有料アプリも同様です。私は今後も有料アプリの1Passwordを愛用するつもりです。
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1passwordがダメな理由
価格が高い
1passwordは有料ソフトウェアであり、月額や年間単位での料金が発生します。他のパスワードマネージャーアプリに比べて価格が高いため、長年利用することを考えると利用しづらい。
- 月額や年間単位での料金が発生する
- 他のアプリに比べて価格が高い
まさにこの通りであり、二の足を踏む一番の原因です。
ここは考え方を変えました。パラダイムシフトです。料金が発生するのは当たり前で、この価格であれば納得の費用と思うことができるようになりました。
今はインターネットで何でも出来る時代です。というか、インターネットを利用することが大前提で世の中が回っています。
Amazonや楽天を利用して商品を購入し自宅まで届けてくれます。サブスクのサービスを利用して動画や音楽、読書を楽しみます。
インターネットの接点であり一番大切なパスワード管理をケチると、思いもよらない災難が降ってきます。
誰にでも見える所に、大量の現金を出したままにできますか?銀行に預けて大切に保管しますよね?
パスワードは現金と同じです。犯罪者は現金を搾取するのと同様に、パスワードの不正搾取を試みてきます。パスワード管理アプリを使って阻止します。
得体のしれない無料アプリを利用するのは「鴨が葱を背負って来る」のと同じです。
1Passwordの対抗馬として挙がる無料で利用できる「Bitwarden」でパスワードを盗むことができる欠陥の報告(iframeを用いてパスワードを盗む)がされました。
これは技術者が見るとあり得ないレベルの欠陥(クレジットカード詐欺のスキミングと同じ)です。
関連記事 おススメのパスワード管理アプリの比較
安心と安全は無料では提供されません。必要なコストを払うのが当たり前と考えると気にならなくなりました。
最近はどのサイトでも2段階認証の導入が進んできます。認証アプリを使うことが当たり前になっているので、ユーザーも備える必要が出てきました。
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オフライン環境での使用制限
1passwordは、基本的にオンラインでの利用を前提としています。オフライン環境での使用は制限されるため、インターネットに接続できない場所での利用には不向きです。
- オフラインだと利用制限がある
- 更新データが同期がされない
いやいや、オフライン環境でパスワードを利用する場面ってある?パソコンやスマホにログインする際は生体認証を利用するのが当たり前になっている。
オフラインでは1Passwordが無くても問題ない。オフラインだけで利用する場面はありませんよ。パソコンやスマホを使っている時点でオフラインはあり得ない。
つまり、1Passwordを使うにあたりオフラインのダメなポイントを考えるのは意味がない。
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パスワード管理に関するセキュリティ問題
1passwordは、クラウド上でのパスワード管理に特化しているため、データがネットワーク上を移動するのでセキュリティ上のリスクがあります。
また、パスワードの一元管理が行われているため、一度1passwordにアクセスを受けられた場合、すべてのアカウントの情報が危険に晒される可能性があります。
- データがネットワーク上を移動する
- すべてのアカウント情報にアクセスできる
まあ、誰もが思いつくリスクですよね。
1Passwordは、重要な情報を保護するための多段のリスク回避、高度な暗号化を使用しているので問題はないですね。
- 最強の暗号化アルゴリズムを使用してデータを暗号化
- シークレットキーをランダムに生成しユーザーごとに暗号化
- マスターパスワードを知らない限りデータを解読することができない
- オンライン攻撃や不正アクセスからデータを保護する
- データベース全体が侵害されても個々のアイテムは保護される
AES-256暗号化アルゴリズムを使用してデータを暗号化します。これは、現在利用可能な最も強力な暗号化アルゴリズムの1つであり、アメリカ国家安全保障局(NSA)によって承認されています。
ユーザーごとにランダムに生成された128ビットのシークレットキーを使用して暗号化されたデータを保護します。このシークレットキーは、ユーザーが作成したマスターパスワードを使用して暗号化されます。そのため、マスターパスワードを知らない限り、誰も1Passwordの暗号化されたデータを解読することはできません。
また、オンライン攻撃や不正アクセスからデータを保護するために、PBKDF2を使用してマスターパスワードをハッシュ化します。PBKDF2は、パスワードを安全にハッシュ化するために広く使用されている標準的なアルゴリズムです。
さらに、データベース内の個々のアイテムに対して固有の暗号化キーを使用します。これにより、データベース全体が侵害された場合でも、個々のアイテムは保護されます。
総じて、1Passwordは、データを安全に保護するために最新かつ最も信頼性の高い暗号化技術を使用しています。ただし、データを保護するためにも、適切なパスワードやセキュリティプラクティスを提供してくれている
サポートの問題
1passwordには専門のサポートスタッフが存在しますが、ユーザーからの問い合わせに対しての回答が遅いとの声があります。
- 問い合わせの回答が遅い
- 英語で質問を受け付けている
うん。大丈夫!問い合わせることがありません。問い合わせは英語で行う必要があるので敷居が高いよね。
1Passwordは機能がシンプルです。問い合わせが必要になる場面に出会うことがありません。
1Passwordと全く関係の無いスマホやパソコンで使っているアプリで、サポートに問い合わせたことある?技術者じゃないかぎり問い合わせを行おうと思うことがありません。
あとがき
1Passwordがダメな理由を考えてみました。
- 価格が高い
- オフライン環境での使用が制限されている
- パスワード管理に関するセキュリティ上の問題
- サポートの問題
ただ、これって本質の問題じゃないってことに行きつきました。1passwordは高いセキュリティ性と使いやすさを持ち合わせているため、個人や企業での利用が増加しているソフトウェアです。頭の中で記憶したり、メモを残したりするよりも安全です。他のパスワード管理ソフトに乗り換える理由もない。