この疑問に回答します。
Chrome、Edge、IE、Firefoxの4大ブラウザで、表示しているサイトのSSL通信プロトコル(TLS1.0、TLS1.1、TLS1.2、TLS1.3など)、暗号スイート(3DES、AES、DHなど)を確認する方法です。
ブラウザのSSL通信プロトコル確認方法
Chrome
ChromeのSSL通信プロトコルの確認方法は、「デベロッパーツール」を利用して確認します。
Ctrl+Shift+I を押して「デベロッパーツール」を表示させるか、
画面右上の・・・(縦に3つ並ぶ)から「その他のツール」ー「デベロッパーツール」から呼び出します。
「Security」タブを表示させてた後に、ページの再読み込みを実施してください(①)。適当なページを選択(②)すると、利用したプロトコル(③)が表示されます。
Microsoft Edge
Microsoft EdgeのSSL通信プロトコルを確認する方法は、「開発者ツール」を利用して確認します。
画面右上の・・・(縦に3つ並ぶ)から「その他のツール」ー「開発者ツール」から呼び出します。
「セキュリティ」タブを表示させてた後に、ページの再読み込みを実施してください(①)。「概要」を選択(②)すると、利用したプロトコル(③)が表示されます。
Internet Explorer
Internet ExplorerのSSL通信プロトコルを確認する方法は、「プロパティ」を利用して確認します。表示している画面の適当な場所で右クリックをして「プロパティ」を表示します。
Firefox
FireFoxのSSL通信プロトコルの確認方法は、「開発ツール」を利用して確認します。
Ctrl+Shift+I を押して「開発ツール」を表示させるか、
画面右上のーーー(縦に3つ並ぶ)から「ウェブ開発」ー「開発ツール」から呼び出します。
「ネットワーク」タブを表示させてた後に、ページの再読み込みを実施してください(①)。適当なページを選択(②)し、「暗号化タブ」を表示させます(③)。利用したプロトコル(④)が表示されます。
ブラウザのSSL通信プロトコル設定変更
利用したいSSL通信プロトコル(TLS1.0、TLS1.1、TLS1.2、TLS1.3など)はブラウザで制御することができます。
Chrome
設定方法が見つからない。
起動オプションで対応することは出来るようです。
-ssl-version-min=tls1 : SSL 2.0 / SSL 3.0 プロトコル を無効
-ssl-version-min=tls1.1 : TLS 1.1 と TLS 1.2 を有効
-ssl-version-min=tls1.2 : TLS 1.2 とTLS 1.3 を有効
Microsoft Edge
EdgeとIEは設定が共通化しています。
コントロールから「ネットワークとインターネット」を表示します。
「インターネットオプション」を表示します。
「詳細設定」タブの「セキュリティ」からSSL通信プロトコル(TLS1.0、TLS1.1、TLS1.2、TLS1.3など)の該当を選びます。
Internet Explorer
EdgeとIEは設定が共通化しています。
Firefox
アドレスバーに「about:config」と入力し設定を表示します。
「security.tls.version」と入力し設定を表示します。
「security.tls.version.min」「security.tls.version.max」を調整してSSL通信プロトコル(TLS1.0、TLS1.1、TLS1.2、TLS1.3)を制御します。
TLS1.0が「1」、TLS1.1が「2」、TLS1.2が「3」、TLS1.3が「4」に該当します。
以上、「【主要なブラウザ別】SSLの通信プロトコル、暗号スイートを確認する方法」という記事でした。