この疑問に回答します。
ドメインが同じであれば容易に引越しが出来ますが、URLを変更する場合は少し難易度があがります。といってもステップを踏めば簡単です。
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- WordPress URL変更の引越し手順：作業内容の明確化
- WordPress URL変更の引越し手順：実際の作業手順（エクスポート）
- WordPress URL変更の引越し手順：実際の作業手順（インポート）
- WordPress URL変更の引越し手順：実際の作業手順（データベースの書き換え）
WordPress URL変更の引越し手順：作業内容の明確化
- 作業の明確化：おさらい
- 作業の明確化：ファイル一式の移動
- 作業の明確化：データベースの移動
作業の明確化：おさらい
WordPressは、大きく分けると、プログラム、データベース、ファイルの3要素で動作しています。
- プログラムは、PHP言語で記述されている
- データベースは、MySQLが利用されている
- ファイルは、ディレクトリ（フォルダ）毎に管理されている
この3要素は密接に連携して動きますが、各要素は互いに影響を与えないようにバラバラで管理されています。
WordPress とは、PHPで記述されたプログラムの事を指しています。管理画面で定期的にバージョンアップの更新をする部分です。管理画面からセミオートで作業が出来るようになっています。
データベースは、「壊れないように」「検索しやすいように」などデータ（記事、コメントなど）のやり取りをするための専用のプログラムです。そのため、WEB画面等は有りません。人間には優しくない仕組みです。
ファイルは、OSによって管理されています。ディレクトリ（フォルダ）毎に管理されています。
作業の明確化：ファイル一式の移動
ファイルはOSが管理しています。WordPressから操作するよりも直接OSからファイル一式をエクスポートする方が「容易」「高速」「安全」です。
プラグインがあればWeb画面から簡単に出来て便利なのに・・・と思いますが、辞めた方がよいです。WordPressが固まったり、データが大容量でダウンロードできなかったりなど問題を引き起こします。
つまり、WordPress の管理画面から操作するのではなく、FTPソフトなど外部のツールを利用することになります。
作業の明確化：データベースの移動
データ（記事、コメントなど）は、データーベースが管理しています。WordPressから操作するよりも直接データベースからエクスポートする方が「容易」「高速」「安全」です。
データベースは重要なデータを保持しています。WordPressからは操作出来ないようにセキュリティ対策が行われています。
つまり、WordPress の管理画面から操作するのではなく、データベースを操作する外部のツールを利用することになります。
WordPress URL変更の引越し手順：実際の作業手順（エクスポート）
- 作業手順：ファイル一式の移動（エクスポート）
- 作業手順：データベースの移動（エクスポート）
作業手順：ファイル一式の移動（エクスポート）
FTPソフトを利用してファイル一式をPCにダウンロードしてください。
私は古い人間なので「FFFTP」を利用しますが、今は「FileZilla」などの方がメジャーでしょうか・・・
実際、FFFTPを利用したら何故かダウンロードできず、FileZillaだとすんなりとダウンロードができました。ファイル数、ファイルサイズなどで処理を失敗しているのでしょうか。
3ディレクトを取得してください。
- wp-admin
- wp-content
- wp-includes
作業手順：データベースの移動（エクスポート）
コマンドで操作するのが慣れているのですが、サーバーがホスティングの場合接続できない場合のでWebベースの「phpMyAdmin」を利用します。
Xserverの場合はココにあります。
MixHostの場合はココです。
対象のデータベース全体をエクスポートします。
ポイント１： エクスポート方法「詳細」を選択してください。
オプション設定を表示させるため「詳細」を選びます。
ポイント２： エクスポート方法「詳細」を選択してください。
赤色で囲った部分にチェックをいれます。これは、既存データを削除してからデータをインポートするためのオプションです。
これでデータの混在を防ぎます。
あとは一番下にある、実行ボタンを押下してください。ダンプファイルがエクスポートされます。
※MixHostの場合は、テーブル名が毎回変わるような仕組みになっていますので、「Drop Table ～」のチェックは不要です。データをインポートするので新テーブルを手動で削除した方がベターです。（削除しなくても問題はありません。）
WordPress URL変更の引越し手順：実際の作業手順（インポート）
- 作業手順：ファイル一式の移動（インポート）
- 作業手順：設定ファイルの書き換え
- 作業手順：データベースの移動（インポート）
作業手順：ファイル一式の移動（インポート）
エクスポート作業と逆の手順を行います。
FTPソフトを利用してPCにダウンロードしたファイル一式を新サーバーにアップロードしてください。
作業手順：設定ファイルの書き換え
WordPress の設定ファイル（wp-config.php）を書き換えます。新環境に合わせてデータベースへの接続情報（DB名、ID/PASS）を書き換えます。変更したものをアップロードしてください。
作業手順：データベースの移動（インポート）
エクスポート作業と逆の手順を行います。エクスポートで取得したファイルをインポートしてください。
WordPress URL変更の引越し手順：実際の作業手順（データベースの書き換え）
- 作業手順：変換ツールのダウンロード
- 作業手順：変換ツールの実行
作業手順：変換ツールのダウンロード
データベースの情報を書き換えます。ツール（Search-Replace-DB-master）が公開されていますので利用します。
ユーザー情報を登録する必要があります。「名前」「メール」を登録すると登録したアドレスにダウンロード情報が届います。
届いたメールにダウンロード情報が記載されています。リンクをクリックするとZIPファイルを取得できます。
取得したZIPファイルを解凍し、FTPソフトを使って新サーバーにフォルダー（Search-Replace-DB-master）ごとアップロードしてください。
作業手順：変換ツールの実行
ツールを実行します。ブラウザでアクセスすると変換ツールを実行することができます。
https://[新URL]/Search-Replace-DB-master
変更する「URL」と「データベース接続情報」を入力します。
「dry run」を実行します。dry run はテスト機能です。実行後にログを見てください。不具合等が無ければ「live run」を実行しデータを書き換えます。
このツールはセキュリティリスクになるため、変換ツール実行後にツールの削除を行います。
これで作業は終わりです。新URLで管理画面にアクセスしてください。
https://[新URL]/wp-admin
これで作業は終了です。動作確認を行ってください。
たまに、管理画面、トップページは正しく表示されるが、各ページが正しく表示されない時があります。
その際には管理画面の「設定」ー「一般」を上書きしてみてください。
以上、「WordPress 引越し手順 URL変更（サブドメイン、サブディレクトリ、新ドメイン）に対応する」という記事でした。