この記事は、1Password を既に利用している方が、ライセンス料を安くするための解説記事です。紹介する方法は、1Passwordを既に利用している全ユーザーが対象になります。
1Passwordについて詳しく知りたい方はこちらの記事を参照してください。
関連記事 1Password(ワンパスワード)とは?使い方の基本ガイド
ソースネクスト版ライセンスの更新方法は、既存の1Passowrd アカウントをそのまま継続利用することができます。
データ移行やバックアップなど面倒臭い作業を行わずに、ライセンス料だけを下げることができます。
つまり、使い勝手はそのままで、お財布には優しい。非常にお得な方法です。
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- 公式サブスク版から切り替えたい
- 買い切り版から切り替えたい
- ソースネクスト3年版を更新したい
- 既存アカウントを継続したい
1Passwordは非常に便利です。更新タイミングで「解約」ではなく「継続」を選択する方が大多数だと思います。私もその1人で、有料・無料の代替アプリを色々と比較しましたが、乗り換える理由は見つからなかったので継続利用します。
1Passwordを利用し続けるので課金は仕方ないとしても、できる限り安く利用するための方法を解説します。
リアルタイムで引き継ぎ更新はできません
更新工程が完全に自動化はされていない
とても大事なことなので初めに解説します。
既存の1Passowrdアカウントに、ソースネクストで購入したコードを紐づける工程は、システムによる自動化がされていないようです。人間が介在するためリアルタイムに反映がされません。
1Passwordは外国の製品です。サポート部門の稼働時間と日本で時差があるため、反映するまで、早くても1日ぐらいの時間が必要です。
リアルタイムに反映しなくてもクリティカルじゃない
有効期間が切れている場合は、ライセンスが反映するまで少し不便な期間が発生する可能性があります。だからといって致命傷にはなりません。
1Passwordはライセンスの有効期限が切れても利用可能です。有効期限が切れていると、追加・更新・削除などができなくなります。
既に登録されたログイン情報を利用することは可能なので「サイトにログインできない!」は発生しません。
事実を知っていれば、リアルタイムに更新できなくても何とかなります。
プランの変更をおこなわず有効期限の更新だけであれば翌日には適応されますのでご安心ください。
私は個人版からファミリー版に変更したので4日ほど適応までに時間がかかりました。事前に対処方法を理解していれば、翌日には適応されていたと思います。
読者が同じことにならないように、回避方法もお伝えします。
既存アカウントを引き継いで1Passwordを更新する
ソースネクスト3年版の場合
既にソースネクスト3年版を利用しているユーザーは手間取ることはありません。
基本的には新規と同じ流れで進めるだけです。更新の場合は、新規アカウント発行ではなく既存アカウントの紐付けを行います。
有効期限が切れたらソースネクストから1Passowrdを再購入し手続きを進めます。
- ソースネクストから1Passwordを購入する
- メールとソースネクストの管理画面に必要なコードが提供される
- ソースネクスト管理画面から1Passwordにコードを送信する
- 既存アカウントから更新依頼を送信する
- 1Passwordサポートから反映の連絡が来る
手順通り進めるだけなので悩むことはないです。実際の手順を詳しく解説します。
年額/月額サブスク版(1Passwordサイトで購入)の場合
公式サイトから登録・購入した利用ユーザーは、ソースネクストの外部サイトから初めて購入し手続きを進めることになるので不安だと思います。
不安を解決するために初めにお伝えします。思っている以上に簡単です。
- ソースネクストから1Passwordを購入する
- メールとソースネクストの管理画面に必要なコードが提供される
- ソースネクスト管理画面から1Passwordにコードを送信する
- 既存アカウントから更新依頼を送信する
- 1Passwordサポートから反映の連絡が来る
外部サイトから購入することになるので、公式サイトから比べると面倒くさいです。しかし、手順は簡単です。
更新手順は悩まないように配慮されています。3年に一度ぐらいなら「許してあげよう」と思えるくらいです。
買い切り版(1Passwordサイトで購入)の場合
買い切り版の1Passwordを利用している場合はライセンスの紐付け(引継ぎ)はできません。新規アカウントを作成し、パスワードデータの移行する必要があります。
買い切り版はバージョンが固定されているので、まずはサブスク版に変更する作業が必要です。変更後にデータを移行させます。
サブスク版よりも作業は大変です。
買い切り版からサブスク版にライセンス変更
サブスク版への変更の具体的な手順は簡単です。サブスク版の新規アカウントを発行するだけです。
- ソースネクストから1Passwordを購入する
- メールとソースネクストの管理画面に必要なコードが提供される
- ソースネクスト管理画面から1Passwordにコードを送信する
- 新規アカウントを作成する
サブスク版は、新規アカウントなのでパスワードのデータは空っぽです。買い切り版からデータをインポート作業が必要です。
買い切り版からサブスク版にデータをインポート
パスワードのデータ移行は、エクスポート・インポートを実施すれば移行が完了します。1Passwordはインポート機能が優秀です。データさえあれば移行ができますので安心してください。
買い切り版の利用バージョンによって操作手順は異なりますので利用しているバージョンを調査してデータをエクスポートしてください。
具体的なライセンス更新手順
ソースネクストのウェブサイトから1Passwordを購入
まずは、
ソースネクスト
から1Passwordを購入しないことには始まりません。ソースネクストのウェブサイトから1Passwordを購入します。
- 購入手続き後に通知メールが届きます
- メールに「コード」が記載されている
購入手続きが完了すると完了通知のメールが届きます。メール本文に記載された「コード」を利用して1Passwordの利用開始手続きを始めます。
ソースネクスト コードの通知
1Passwordの利用開始はメール本文に記載された「コード」を利用します。メールだと消失するリスクがありますが、
ソースネクスト
の管理画面にも表示されますので安心です。
ソースネクスト コードは「SOURCENEXT-xxxxxxxx」「SNF-xxxxxxxx」のどちらかになります。
管理画面から1Passwordサイトにコードを通知
ソースネクスト コードを管理画面を利用して1Passwordに送付し、1Passwordアカウントと紐づけを行う手続きを行います。
- 「お持ちの製品一覧」で1Passwordアイコンをクリック
- 「シリアル番号の確認」で「コード」をコピー
- 「利用開始」をクリックし「コード」を貼り付け「送信」をクリック
- 「すでに1Passwordアカウントを持ち」をクリック
- 「お名前」「メールアドレス」を入力し「アカウントをリンク」をクリック
- 「1Password Billing Supportt」からメールが届く
- メールに書かれた手順で操作を行う
- ソースネクストの「お持ちの製品一覧」で1Passwordアイコンをクリックします
- 左のメニューから「シリアル番号の確認」で「コード」をコピーします
- 左のメニューから「利用開始」をクリックしコピーしたコードを貼り付け「送信」をクリックします
- 「すでに1Passwordアカウントを持ち」をクリックします
- 「お名前」「メールアドレス」を入力し「アカウントをリンク」をクリックします
- 「1Password Billing Support」からメールが届きます
ここまでの流れは自動化されているので、購入から滞りなく進めることが可能です。
「1Password Billing Supportt」にメール返信
2要素認証の意味合いがあると思われますが、利用している1Passwordアカウントからメールを返信する必要があります。
「1Password Billing Support」から届いたメールに記載された手順通りに、本文をコピペしメールを返信します。
- 「1Password Billing Support」にメールを返信
- 1Passwordアカウントに紐付いているメールアドレスからメールを返信
メール本文は日本語で記載されていますので安心してください。
こんにちは、1Password チームです。
この度は、ソースネクストより1Passwordをご購入頂きありがとうございます。
ソースネクストから購入した3年分のライセンスを、お客様の1Password アカウントに適用するため方法について、ご連絡いたします。
手順は以下の通りです。
①1Password の月額プランや年額プランをご購入された場合お客様の既存の1Passwordアカウントに紐付いているメールアドレスから、こちらのメールに以下の内容をご返信ください。
ご返信内容:本メールアドレスですでに1Passwordのアカウントを持っています。
ソースネクストで購入したシリアル番号との紐づけをお願いいたします。1Passwordチームより、ソースネクストで購入されたシリアル番号をお客様のアカウントに紐づけさせていただきます。
上記お手続きにおいて、詳細情報の確認やお問い合わせは下記ページをご参照ください。
https://rd.snxt.jp/37492
②買い切りのライセンスをご購入された場合ソースネクストから受信したメールまたはソースネクストのwebページのマイページに記載されているリンクをクリックします。
1Password アカウントを新規作成します。
以下のガイドに記載されているデータ移行手続きを行ないます。
https://faq.sourcenext.com/app/answers/detail/a_id/10870/kw/1Passwordその他のご質問は、下記リンクよりソースネクストへお問合せください。
https://www.sourcenext.com/support/どうぞよろしくお願い致します。
1Password チームより
既存ライセンスと購入コードの紐づけ
「既存ライセンスと購入コードの紐づけ」は、1Passwordのサポートチームに対応してもらう必要があります。
平日の場合は、通常であれば翌日にメールの返信が届きます。
システム化はされていないと思われるので、見落としされる可能性があります。もし、届かなければ不安になってしまいますが問題ありません。何も気にせずメールを再送すれば対応をしてくれます。
購入ライセンスの有効化
作業が完了すると1Passwordのサポートチームからメールが届きます。本文は日本語で記述されるので安心してください。
- 1Passwordサイトにアクセス
- 「お支払い」をクリック
- 100%割引きでライセンス有効化
メールの内容に従って手順を進めてください。
- 1Passwordサイトにアクセス
- 「お支払い」をクリック
- 「Annually」を選択しクレジットカード情報を登録します
- 100%割引でライセンスが有効化されます
既に
ソースネクスト
のネットショップで決済が完了しているので、1Passwordサイトで登録操作を行っても追加で費用は発生しません。
あとはPCやスマホにインストールしたアプリ、ブラウザのプラグインに更新情報が反映するのを待つだけです。
これで今まで通り、ログイン補助機能が有効になり1クリックで、各サイトやスマホアプリにログインできるようになります。
更新に関するよくある質問と回答
有効期限が切れると どうなるの?
ライセンスのリンク解除通知メール
ソースネクスト
のサポートページには、具体的な説明や手順がないので不安に思っているユーザーが多くいるのではないでしょうか?
とても簡単に更新できますので安心して更新手続きを進めてください。ソースネクストから1Passwordライセンスを購入した場合、ライセンスの有効期限が切れるとメールで通知がきます。
Q. 残りの利用期間を確認したい【1Password】
A. 残りの期間を確認する方法はありませんが、終了期限が近くになると、終了期限を知らせるメールが配信されます。 ソースネクストのサポートページ
ソースネクストの説明によると事前通知があるとなっていますが、私の場合は「メール通知後に即ライセンス凍結」されました。
ソースネクスト
のサポートページにはライセンス延長ができることを説明していたので、焦りもせず更新手続きを進めることができました。
アプリに機能制限が発生
普段どおりにPCを利用していて各サイトにログインしようとしたら、いつも現れる補助画面に見慣れない表示が出力されるようになりました。
詳細ページを確認するとライセンスの有効期限切れがアナウンスされています。
あなたの1Passwordアカウントは凍結されています。自動入力機能を使用するには、サブスクリプションを再アクティベートする必要があります。
そろそろ、ライセンスの有効期限がきれることを理解していたので、慌てることはありませんでした。
ライセンスの有効期限が切れても1Passwordアプリを利用し続けることが可能です。つまり、各サイトにログインできなくなることはありません。
しかし、便利機能が利用できなくなったり、追加・更新・削除ができなくなったりするので、そのままで使い続けるのは不便です。
- 1クリックのログインが出来なくなる
- データの更新ができない
- パスワードの追加登録ができない
ライセンスの有効期限が切れたら、早めに更新手続きを行いましょう。
ファミリープランへの変更
ライセンス更新のタイミングで 1Password のプラン変更が可能です。「1人用プランからファミリープラン」へ、逆に「ファミリープランから1人用プラン」に簡単に変更することができます。
ライセンス更新とプラン変更は別々の処理を行う必要があります。
- 1Passwordサイトへアクセス
- プランを変更をおこなう
1人用ライセンスを利用しているユーザーが、
ソースネクスト
からファミリープランを購入し手続きを進めてもファミリープランに自動的に変更はされません。
ソースネクスト
から異なったプランを購入し、手続きを進めても 1Password サポートから「プランが違う」と問い合わせが来ます。
私の場合は、プラン違いのやり取りを 1Password サポートと何回かメールで往復をすることになってしまいました。
事前準備を行っておけば、メールのやり取りもなく、すぐにライセンスの有効化も完了します。
1人用プランからファミリープランへ変更
ソースネクスト
からライセンスを購入後、手続きを進める前に1Passwordのプラン変更を行います。
- 1Passwordサイトにアクセスしサインイン
- サイドバーの「人を招待する」をクリック
- 1Password Familiesを選択しプロンプトに従ってアカウントをアップグレード
- 1Passwordサイトにアクセスしサインインします
- サイドバーの「人を招待する」をクリックします
- 1Password Familiesを選択します
- プロンプトに従ってアカウントをアップグレードします
- 人を招待するのは、後でも構いません
- ファミリープランの機能が有効化されます
1人用プランからファミリープランから1人用へ変更
ソースネクスト
からライセンスを購入後、手続きを進める前に1Passwordのプラン変更を行います。
- 1Passwordサイトにアクセスしサインイン
- サイドバーの「設定」をクリック
- 「アカウントの種類の変更」を選択しプロンプトに従ってプラン変更
あとがき
ソースネクスト版ライセンスを利用すると、公式サイトより安く購入できます。しかも、既存の1Passowrd アカウントをそのまま継続利用することができるので、データのエクスポートやインポートなどを実施する必要はありません。面倒な作業は一切なし。
つまり、1Passwordを利用している全ユーザーにメリットがあります。
公式サイトから比べるとステップ数が増えるので面倒くさいです。しかし、煩雑さを少しでも軽減できるように工夫がされています。
工夫され悩まなくで済むようになっても、実施頻度が多ければ、やはりダメです。
安心してください!ソースネクスト版ライセンスは3年間の有効期限があるので、毎年の作業ではなく、3年に1度しかライセンス更新はありません。3年に1度しか作業が発生しないので手間とは感じません。
ライセンスの更新時期が来たら、ソースネクスト版ライセンスに必ず切り替えましょう。