【実践】VMwareの仮想ディスクを圧縮する(Windows編)

ソフトウエア

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VMwareで作成したディスクが大きい。サイズを小さくするには?

この疑問に回答します。

オンプレミスで仮想環境を構築した場合は、適当にサイズを決めるので大きくなりがちです。大きくする事は簡単なのに小さくするのは大変です。でも大きなディスクを小さくすることは可能です。

仮想ディスクのサイズを減らす

公式サイトの英語は「Shrinking」。日本語では「圧縮」と説明しています。

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仮想ディスクのサイズを小さくすることを意味しています。

20GBの仮想ディスクを、10GBの仮想ディスクに変更する

ゲストOSがWindowsの場合

ゲストOSがWindowsの場合は、容易に小さくすることが可能です。

仮想ディスクのサイズを小さくするには「VMware Converter」を利用します。ゲストOSを直接編集するのではなく、新しいゲストOSを作成して(V2V)仮想ディスクを小さくします。「コロンブスの卵」な考えです。

VMware Converter

正式名称は「VMware vCenter Converter Standalone」です。物理マシンから仮想マシンへの変換に利用するものですが、仮想マシンから仮想マシンに対しても変換を行ってくれます。ウィザードに従って進めて行くだけなので何となくで進めることができます。

公式ホームページの My VMware から取得しインストールしてください。(取得~インストールの手順は省略)

進め方はとても簡単なのですが、一点だけ注意点があります。

変換するゲストOSは停止している必要があります。

仮想ディスクの圧縮

Converterを起動したら、画面左上のボタンから進めていきます。
VMware vCenter Converter Standaloneの画面
VMware vCenter Converter Standaloneの画面

 

 

対象のゲストOSを管理しているvCenterに接続します。ESXiに直接でも構いません。

対象のゲストOSを管理しているvCenterに接続
対象のゲストOSを管理しているvCenterに接続

 

 

対象のゲストOSを選択してください。

対象のゲストOSを選択
対象のゲストOSを選択

 

 

変換後のゲストOSを配置するvCenterを指定します。

変換後のゲストOSを配置するvCenterを指定
変換後のゲストOSを配置するvCenterを指定

 

 

ゲストOSの「名前」、ESXiサーバーの「配置先」を指定します。

ゲストOSの名前と、ESXiサーバーに配置先を指定
ゲストOSの名前と、ESXiサーバーに配置先を指定

 

ここからが「本題」の設定箇所になります。

ディスクのコピー方法を「Select volumes to copy(指定サイズ)」に変更します。切替えるとドライブ毎にディスク量を指定することができます。

「Select volumes to copy」を選択すると「Thick(シック・プロビジョニング)」タイプでディスクが作成されます。

ドライブ毎にディスク量を指定
ドライブ毎にディスク量を指定

 

 

確認画面が表示されますので、内容確認後に実行してください。

確認画面
確認画面

手順はこれだけです。後は処理が終わるのを待つだけです。

処理が完了したら新しいゲストOSを起動させば完了です。

残作業 Thin(シン・プロビジョニング)タイプ変更にする

変換して出来上がったゲストOSは「Thin(シン・プロビジョニング)」タイプのディスクです。「Thin(シック・プロビジョニング)」タイプがよい場合は次の手法を利用します。

  • Converter を利用する
  • vCenter を利用する

「Converter」を利用する

この方法は簡単です。

Converter を利用して、同じことをもう一度行う方法です。ディスクを変更する箇所で「Thin」を選択します。

Converter を利用
Converter を利用

「vCenter」を利用する

この方法も簡単です。vCenterの「移動」機能を利用する方法です。

vCenterの「移動」機能を利用
vCenterの「移動」機能を利用

 

以上、「VMwareの仮想ディスクを圧縮する(Windows編)」という記事でした。