実施する頻度は低いのですが必ず行う作業です。
設定画面が充実した新しい製品の場合はWeb画面からファームアップが実行できますが、旧型機はTFTPを利用してファームアップを行います。
今回はRTX810のファームアップを実施します
ファームウェアのダウンロード
YAMAHAサイトから、対象の最新版をダウンロードします。
ルータの設定
RTX810の初期設定はIPアドレス192.168.100.1/24がLAN1に割当てられDHCPが設定されています。
クライアント端末をlan1のポートに接続すると、telnetによる操作が可能な状態になります。
RTX810の初期設定
ip lan1 address 192.168.100.1/24 dhcp service server dhcp server rfc2131 compliant except remain-silent dhcp scope 1 192.168.100.2-192.168.100.191/24
TFTPの接続を許可する設定を追加します。
tftp host any
クライアント端末(Windows)の設定
Windows10はTFTPクライアントの機能が備わっています。無効化されているので有効にする必要があります。
「コントロールパネル」-「プログラムと機能」-「Windowsの機能の有効化または無効化」を選択し、[TFTPクライアント]にチェックをいれます。
コマンドプロンプトからTFTPコマンドを実行します。
C:\>tftp -i 192.168.100.1 put C:tmp\rtx810.bin exec
ファームウェアをアップロードし実行します。
TFTPによる転送が成功しアップデートが完了するとルータが再起動します。
Update exec file receiving... Testing received file... Writing to Nonvolatile memory... # done Restarting ...