この疑問に回答します。
初めての経験でした。正しくスパム対策を実施しているのにブラックリストに載ってしまいました。設定には自信があるので、原因を相手方だと思い込んでいました。結果、相手からブラックリストの内容を伝えられて愕然としました。解決まで一連の作業をまとめます。
メールリレーの第三者不正中継チェック
構築したメールサーバーが正しく動いているか、まずはチェックします。設定ファイルを眺めているだけでは、設定漏れやミスが出てしまします。外部サイトからチェックして確認しましょう。
不正中継される設定が無いことが確認できたら、ブラックリストの確認です。
Spamhaus DBL
相手からのログに記載されていました。
DBL record for [MYDOMAIN]
The domain name [MYDOMAIN] is listed on the Spamhaus DBL.
Spamhaus DBL が提供しているブラックリストに載ったようです。
https://www.spamhaus.org/dbl/
ブラックリストを確認
早速、「Blocklist Removal Center」からチェックしてみました。
https://www.spamhaus.org/lookup/

IPアドレスかドメイン名を入力し「Lookup」ボタンを押します。
ブラックリストを確認した結果

「 listed in th DBL 」管理するドメインがリストに載っていると記載されています。リンクをクリックすると詳細が表示されます。

英語なんでスグに内容が理解できません。Chromeの翻訳機能を使います。

何と!「対象ドメインのWebサイトに不正なファイルがある」と警告しています。スグに内容を理解出来ず全てが機能停止しました。
「サイトは私が管理していない!」私が知らない所で、不正ファイルが混入しブラックリストに載っている。
サイトを管理している担当者に連絡し対応の依頼を出しました。
ブラックリストの解除申請
削除報告の連絡をもらったので、結果ページの下部にある解除申請のリンクをクリックし進みます。

必要な情報を入力し「Remove」ボタンをクリックします。

無事に削除されました。
DBLの全体に反映するまで30分程度掛かるようです。
ivmURI
相手からのログに記載されていました。
listed on ivmURI
invaluement が提供しているブラックリストに載ったようです。

ブラックリストを確認
早速、画面右上にあるチェックページにアクセスしてみました。
https://www.invaluement.com/removal/

IPアドレスかドメイン名を入力し「Lookup」ボタンを押します。
ブラックリストを確認した結果

「 blaklisted 」管理するドメインがリストに載っていると記載されています。既に原因は判っており対策済みなので削除申請を行います。
ブラックリストの解除申請

なんと記述したルールで「メールを送れ!」と言っています。
しかも、内容が厳格過ぎる・・・
- 何故リストに載ったか理由を書け
- 何故リストから削除して欲しいのか書け
- 連絡先を書け
- 正しく記述しなければ無視する
仕方がないので、正確に英語で記述しメールを送信しましょう。
しばらくしたら、リストから削除されました。人間によるチェックではなくシステム化しているようです。
ブラックリストのチェックサイト
世の中には便利なサイトがあります。主要なブラックリストを一度にチェックしてくれます。
https://mxtoolbox.com/blacklists.aspx

IPアドレスかドメインを入力すると一括で調べてくれます。

オールグリーンです。
以上、「スパム対策はWebサイトから影響を受けます」という記事でした。