CentOS 8 でCentOS Stream のリポジトリを利用したい。方法をを知りたい。
この疑問に回答します。
困りましたね。2021年にCentOS 8 のサポートが終了することになりました。今後は、CentOS Stream を利用するように設定する必要があります。手順をまとめます。
CentOS Streamリポジトリ
CentOS8は、2022年1月以降からCentOSリポジトリからソフトウェアのアップデートが提供されなくなります。アップデートの提供が停止後も利用したい場合は、CentOS上でCentOS Streamのリポジトリを利用できるように設定する必要があります。
この移行手順はCentOS 8のみが対象となっており、CentOS 7以前バージョンは対象外です。
CentOS7は、2024年7月以降はソフトウェアのアップデートが提供されなくなります。CentOS6以前のバージョンと同じようにサポートから外れます。
CentOS 8にCentOS Streamリポジトリを追加する
手順は簡単です。dnfコマンドを利用してリポジトリを追加します。
まずは、CentOS Streamのリポジトリ情報をインストールします。
# dnf install centos-release-stream
次に、CentOSのリポジトリ情報を削除します。
# dnf swap centos-linux-repos # dnf swap centos-stream-repos
最後に、CentOS Streamリポジトリの最新パッケージに更新します。
# dnf distro-sync
dnf コマンド: distro-sync と upgrade の違い
yumを利用していた方は、yum時代からあるupdateコマンドを使う機会が多いと思います。updateはupgradeのaliasなので、実際に利用しているコマンドはupgrade になります。
- distro-syncは、必要ならdowngradeを実行する。
- upgradeは、一番新しいバージョンへ更新のみを実行する。
以上、「CentOS 8 でCentOS Streamのリポジトリを利用できるように設定する」という記事でした。