Azure AD Connectのコマンドレットを利用する

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オンプレミスのActive DirectoryとAzure ADの間でオブジェクトの同期を行うAzure AD ConnectはPowerShell 色々と操作できますので、よく使う、Azure AD Connectのコマンドレットをいくつかを記載します。

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コマンドレットとは、PowerShellで利用可能なコマンドのことです。

日々の利用する同期コマンド

・差分同期を今すぐ実行

最も利用する頻度が高いコマンドです。Deltaは差分同期のことで、ユーザの属性等を変更した際に使います。

Start-ADSyncSyncCycle -PolicyType Delta

・フル同期を今すぐ実行

最も利用する頻度が高いコマンドです。Initialはフル同期のことで、OUの構成を変えた際に使います。

Start-ADSyncSyncCycle -PolicyType Initial

・パラメータの確認

Azure AD Connectのパラメータを確認する場合のコマンドです。

Get-ADSyncScheduler

たまに利用するコマンド

・Azure AD Connect コマンドレットのパスを通す

PS C:\program files\Microsoft Azure AD Sync\bin> Get-Module -ListAvailable ADSync

Azure AD Connectのモジュールをバージョンアップをしたらコマンドレットが実行できなくなる場合があります。

PS C:\Users\hogehoge> Start-ADSyncSyncCycle -PolicyType Delta
Start-ADSyncSyncCycle : 用語 'Start-ADSyncSyncCycle' は、コマンドレット、関数、スクリプト ファイル、または操作可能なプ
ログラムの名前として認識されません。名前が正しく記述されていることを確認し、パスが含まれている場合はそのパスが正しいこ
とを確認してから、再試行してください。
発生場所 行:1 文字:1
+ Start-ADSyncSyncCycle -PolicyType Delta
+ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    + CategoryInfo          : ObjectNotFound: (Start-ADSyncSyncCycle:String) [], CommandNotFoundException
    + FullyQualifiedErrorId : CommandNotFoundException
PS C:\Users\hogehoge> Get-Module -ListAvailable ADSync

    ディレクトリ: C:\Microsoft Azure AD Sync\Bin

ModuleType Version    Name     ExportedCommands
---------- -------    ----     ----------------
Binary     1.0.0.0    ADSync   {Add-ADSyncAADServiceAccount, Remove-ADSyncAADServiceAccou...